第53回 可視化情報シンポジウム > Art Contest 2026
2026 AWARDS
2026年 受賞作品
海底火山噴火の軽石漂流シミュレーション
山辺 真幸、西川 悠、桑谷 立、黒木 聖夫
熟語における漢字の貢献度
小林 都央
The Silent Landing of a Camellia
細谷 和範
The Art of Particle Tracking
Peruchi Zanca Augusto Henrique、
本告 遊太郎、後藤 晋
言葉の星図
桑原 真一郎
Biojectory
杉山 裕也、岩山 うみ、
永山 遼、藤田 優翔、脇田 康暉
ALL ENTRIES
全応募作品一覧
Violinの3次元音響放射立体可視化
浅田 仁志
The Silent Landing of a Camellia
細谷 和範
海底火山噴火の軽石漂流シミュレーション
山辺 真幸、西川 悠、
桑谷 立、黒木 聖夫
Frozen Karman vortex
岩野 耕治
AIを用いた手影絵のインタラクティブアート
深石 愛梨、宮地 英生、飯田 周一
Still Symmetry
Yuta SHIGA
鼓動を見る -Visualization of heartbeat-
藤田 拓希、佐山 開都、内田 太士、
堀井 ももこ、チェ ミョンホン
Biojectory
杉山 裕也、岩山 うみ、
永山 遼、藤田 優翔、脇田 康暉
横浜の未来を守る・繋ぐ —吉祥文様が見守る都市インフラ—
蛇石 安珠、蛇石 果杏、
李 志遠、荻原 慎二
Invisible Motion:モアレが映すインフラの鼓動
李 志遠、蛇石 安珠
言葉の星図
桑原 真一郎
熟語における漢字の貢献度
小林 都央
How AI Reads "Art" / AIが芸術を読む
前田 聡
写真から広がる思い出の可視化
高山 航輔、高山 悠太、吉沼 智
The Art of Particle Tracking
Peruchi Zanca Augusto Henrique、
本告 遊太郎、後藤 晋
Metronome flame
矢作 裕司、新飯田 翔一
文字のカシカ
髙沢 星成、櫻井 遼、
三谷 東生、保高 悠人、池尾 快
移動奇跡による一筆書き
沖田 京子
#FFFFFF ~あなたの中の、見えない偏り~
大石 苺果、大石 懐子
GUIDELINE 2026
2026年度 募集要項
STEP 01
応募応募用紙に必要事項を
記入してメール提出
STEP 02
作品提出製作した作品を
メール提出
STEP 03
一次審査と結果通知一次審査を通過した
上位6作品の発表
STEP 04
シンポジウム参加登録一次審査通過者は
シンポジウムに参加登録
STEP 05
アートコンテスト当日シンポジウム会場で展示・解説
一般投票と最終審査を実施
STEP 06
結果発表と表彰シンポジウム懇親会で
結果発表・表彰
応募期間 2026年5月6日(水) ~ 6月5日(金) 23:59 (受付終了)
作品提出締切 2026年6月23日(火) 23:59 (受付終了)
一次審査結果通知 2026年6月30日(火) (完了)
上位6作品を選出。入選者へメールにて通知します。
アートコンテスト開催日程
(一般審査・最終審査)
2026年8月7日(金) ~ 8月8日(土)
当日の詳細スケジュールは、入選者へのメールで個別にご案内します。
作品形式 表現形態は問いません(画像、動画、立体物、WEBコンテンツ等)。
可視化に関するアート作品を幅広く募集します。
各賞 大賞(1点)、金賞(1点)、銀賞(1点)、銅賞(3点)
参加に関するお願い 一次審査通過者は、アートコンテストへの出席が必要です。
また、当日の作品紹介や表彰のため、以下の登録が必須となります。
 ・シンポジウム参加登録:展示および入場のため
 ・シンポジウム懇親会参加登録:表彰のため
    ➡ 第53回可視化情報シンポジウム 登録ページ
募集要項および応募用紙 詳細は下記の募集要項ファイルをダウンロードしてご確認ください。
 ・第53回可視化情報シンポジウム アートコンテスト 募集要項
LAST YEAR’S ENTRIES
昨年度応募作品
ORGANIZERS
主催者一覧 (五十音順)
沖田 京子
東洋大学総合情報学研究科
加藤 千恵子
東洋大学総合情報学部
菊地 謙次
東北大学工学研究科
菅原 徹
早稲田大学人間総合研究センター
田中 覚
立命館大学情報理工学部
前田 聡
東洋大学理工学部
宮地 英生
東京都市大学メディア情報学部
元祐 昌廣
東京理科大学工学部
山辺 真幸
一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科
SPECIAL THANKS
ご協力いただいた皆様(順不同)
第53回可視化情報シンポジウム実行委員の先生方には、会場設営をはじめ多方面でお力添えをいただきました。
木綿 隆弘様
第53回可視化情報シンポジウム
実行委員長(金沢大学)
河野 孝昭様
小松 信義様
第53回可視化情報シンポジウム
実行委員(金沢大学)
寺岡 喜和様
第53回可視化情報シンポジウム
実行委員(金沢大学)
ご投票くださった皆様
第53回可視化情報シンポジウム 参加者

会場では多くの方に作品をご覧いただき、
たくさんの票をお寄せいただきました。

皆様の一票が今年の各賞を決めました。
ありがとうございました!

ご応募くださった皆様
ArtContest2026 参加者

今年は19作品ものご応募をいただきました。

流体や生物から言葉・文字・AIまで、
可視化の幅広さを感じる展示となりました。
またのご参加をお待ちしております!

このほかにも、ここに記しきれない多くの皆様のお力添えによって開催することができました。心より御礼申し上げます。
ENTRY 01
応募作品 01
作品名Violinの3次元音響放射立体可視化
作品形態動画
製作者浅田 仁志
公開URL本サーバー
作品概要
 Violinにおける数値解析結果(A.Stradivariの実在個体)から抽出したHelmholz共鳴(A0モード)の音響放射可視化イメージを作成。構造振動と音響現象を重ね合わせレンダリングすることで、構造振動と空気が連成しfホールから音響放射が生じる経過を3次元立体可視化した。
銀賞
ENTRY 02
応募作品 02
作品名The Silent Landing of a Camellia
作品形態動画
製作者細谷 和範
公開URLhttps://youtu.be/SGnB2cqKreg
作品概要
 椿の花は花冠ごと落花し,上を向いて着地します。
 このユニークな振る舞いは,寺田寅彦博士(1878–1935)の研究によって,花冠の空力特性によるものであることが知られています。
 本作品では,ツバキの花冠が地面に落花した後のふるまいに注目しました。不思議なことに,ツバキは地面に衝突しても大きく跳ね返ることなく,静かに着地します。高速カメラを用いて花びらの挙動を観察すると,衝突の瞬間に花弁がダイナミックにしなり,振動しながら衝撃エネルギーを吸収する様子が見られました。
 静かで力強く,そして美しいツバキの不思議な落花現象をお楽しみください。
大賞
ENTRY 03
応募作品 03
作品名海底火山噴火の軽石漂流シミュレーション
作品形態動画
製作者山辺 真幸、西川 悠、桑谷 立、黒木 聖夫
公開URLhttps://vimeo.com/1109314883
作品概要
 2021年8月の福徳岡ノ場海底噴火では、放出された大量の軽石が日本各地の港や島に漂着し、漁業や海上交通に深刻な被害をもたらした。日本近海ではこうした現象が20〜30年に一度繰り返されており、軽石の漂着時期や場所を事前に見積もることは防災上の重要課題である。本作品は、過去100年の間に軽石を放出した日本近海の7つの海底火山 ― 福徳岡ノ場、伊豆東部火山群、三宅島、海徳海山、西之島、ベヨネース列岩、西表島北北東 ― から放出された軽石が、黒潮・黒潮再循環・対馬暖流に運ばれて漂流するさまを、粒子追跡シミュレーションの結果に基づいて可視化したものである。各火山について、放流開始から365日間の漂流を描いた。暗い海洋上に一つひとつの軽石の軌跡を発光する光跡として描き、その集積を光の濃淡で表現している。時間の経過とともに軽石は中規模渦に捕捉されて渦を巻き、密集と拡散を繰り返しながら広大な海域へ広がっていく。海洋物理学が数式と統計で記述してきた海流のふるまいが、無数の光跡が織りなす動的な模様として立ち現れる。可視化の元データは Nishikawa et al. (2023, Progress in Earth and Planetary Science, 10:21, https://doi.org/10.1186/s40645-023-00552-4) によるシミュレーション結果である。本作品は、軽石漂流のインタラクティブなハザードマップ構築を目指す研究プロジェクトの一環として制作された。
 本作品は JSPS 科研費 基盤研究(B)「高精度軽石漂流予測に基づくインタラクティブハザードマップの作成」(課題番号 24K01139、研究代表者:西川悠) の成果の一部である。
制作者:山辺真幸1, 西川悠2, 桑谷立2, 黒木聖夫2
1) 一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科、慶應義塾大学メディア・デザイン研究科  2) 海洋研究開発機構
ENTRY 04
応募作品 04
作品名Frozen Karman vortex
作品形態動画
製作者岩野 耕治
公開URLhttps://youtu.be/1NOTzBSdpBU
作品概要
 段ボールで製作した小型風洞内でカルマン渦列を可視化しました.光の当て方を工夫することでカルマン渦を止めました.
ENTRY 05
応募作品 05
作品名AIを用いた手影絵のインタラクティブアート
作品形態動画
製作者深石 愛梨、宮地 英生、飯田 周一
公開URL本サーバー
作品概要
 手影絵で表現されたペンギンの背景に動的な南極のイメージ画像を挿入する。
 手影絵の2Dのペンギンの姿勢を学習させ、その姿勢を動的に推定し、ペンギンの移動方向に合わせて背景のスライド方向を変化させることでペンギンが移動しているように、また、ペンギンの動作量に応じて背景の氷の赤色強度を強くする演出を行った。
ENTRY 06
応募作品 06
作品名Still Symmetry
作品形態画像
製作者Yuta SHIGA
公開URL本サーバー
作品概要
 In landscape photography, the specular reflection (water mirror) on a lake's surface is a paramount element that brings perfect symmetry and an overwhelming sense of tranquility to the frame. However, capturing the exact moment when the wind completely dies down, aligned with the perfect lighting and weather conditions, is exceptionally difficult—it is a miraculous encounter with nature.
 Based on the natural formations captured at the shooting location, this artwork utilizes "minimal image processing" to express the ideal specular reflection that could have existed. By blurring the line between the actual landscape (the real image) and the digitally enhanced water surface (the virtual image), this work invites viewers to contemplate the beauty of nature and the possibilities of visual expression.
ENTRY 07
応募作品 07
作品名鼓動を見る -Visualization of heartbeat-
作品形態動画
製作者藤田 拓希、佐山 開都、内田 太士、
堀井 ももこ、チェ ミョンホン
公開URLhttps://youtu.be/KlE6RIvFT8s
作品概要
 動物によって鼓動の速さは大きく異なる。本作品では、それぞれの動物が刻む鼓動を視覚的な表現へと変換し、普段は目にすることのできない生命のリズムを可視化した。大きな動物と小さな動物、それぞれが持つ異なる時間の流れや生き方の違いを、鼓動という共通の指標を通して感じてもらいたい。
銅賞
ENTRY 08
応募作品 08
作品名Biojectory
作品形態動画
製作者杉山 裕也、岩山 うみ、永山 遼、
藤田 優翔、脇田 康暉
公開URLhttps://youtu.be/nXVVDsX7SDc
作品概要
 複数の生き物の移動軌跡を可視化し、通過回数が多い場所の「つながり」を表現する作品です。このつながりを表現するにあたり、「星座」の考え方を取り入れることにしました。星座は、点在する星を人間が結びつけて意味を与えたものです。これと同様に、生物の頻出ルートの重なりを「夜空の星座」に見立てて再解釈し、新たなつながりとして描き出すことを意図しています。
ENTRY 09
応募作品 09
作品名横浜の未来を守る・繋ぐ —吉祥文様が見守る都市インフラ—
作品形態動画
製作者蛇石 安珠、蛇石 果杏、李 志遠、荻原 慎二
公開URLhttps://youtu.be/6EPW5WjP95c
作品概要
 港町としての歴史が大切に受け継がれている観光都市,横浜.一方で,都市を支えるインフラの老朽化が課題となっており,安全で快適な都市環境を維持するための新たなモニタリング技術が求められています.我々は,吉祥文様を用いたインフラ構造物の長期に渡る高精度な変位計測技術が,この課題の解決に向けた一つの糸口になると考えています.本作品は,横浜の都市インフラの保全をコンセプトに,景観に調和するモアレマーカーを表現したアート作品です.
ENTRY 10
応募作品 10
作品名Invisible Motion:モアレが映すインフラの鼓動
作品形態動画
製作者李 志遠、蛇石 安珠
公開URLhttps://youtu.be/waw8kCTDo8c
作品概要
 橋梁やダムなどのインフラ構造物は、荷重や風、温度変化によって常にわずかに変形している。しかし、その変位は人の目では捉えられないほど微小である。本作品では、モアレ現象を利用した位相画像解析技術により、これまで見えなかったインフラの微小な動きや振動を可視化する。インフラの健全性評価を支える最先端技術と、目に見えない現象を可視化する科学の魅力を体感できる作品である。
銅賞
ENTRY 11
応募作品 11
作品名言葉の星図
作品形態Webサイト
製作者桑原 真一郎
公開URLhttps://kenbunroku.github.io/kohaku/
作品概要
 本作は、NHK紅白歌合戦の全76回(1951–2025)で歌われた歌詞を対象に、内容語の意味関係を三次元空間へ配置した可視化作品である。
 各単語は意味の近さに応じて星として配置される。本作が着目するのは、同じ言葉が時代とともに異なる文脈を獲得していく現象(意味ドリフト)である。「愛」「夢」「故郷」などの語を対象に、それらがどのような言葉と結びつき、意味空間の中でどのように位置を変えてきたかを軌跡として描く。
 鑑賞者は年代を切り替えながら、言葉どうしの関係が変化していく様子を観察できる。高度経済成長期、バブル崩壊後、東日本大震災、コロナ禍などを経て、語の近傍関係やクラスタ構造は少しずつ姿を変えていく。同じ言葉であっても、その周囲に現れる語が変われば、そこから読み取れる意味の輪郭も変化する。
 紅白歌合戦は、長期間にわたり継続的に蓄積されてきた歌詞アーカイブでもある。本作はその蓄積を俯瞰しながら、時代とともに変化する言葉の関係性を一枚の星図として描き出す試み。
金賞
ENTRY 12
応募作品 12
作品名熟語における漢字の貢献度
作品形態Webサイト
製作者小林 都央
公開URLhttps://tozaburo.github.io/kanji-semantic-weight/
作品概要
 漢字で構成された熟語を入力すると、それぞれの漢字が熟語の意味にどれだけ貢献しているかを可視化します。
 例えば、「電子」では「電」が92.0%、「子」が8.0%と大きな差があることが一目でわかります。
 本作品では漢字のみで構成された熟語と漢字の単語ベクトルを読み込み、熟語の意味を表わすベクトルと漢字の意味を表わすベクトルのコサイン類似度を計算し、それをもとに割合を表示しています。単語ベクトルにはchiVeを利用しています。
 単にデータとして示すのではなく、割合をもとに漢字の色を変え、計算時に滑らかなアニメーションを入れることでアートとしても楽しめるようにしました。配色には人間の視覚に近いとされるOKLCH色空間を使い、自然な見た目になるよう心掛けました。
ENTRY 13
応募作品 13
作品名How AI Reads "Art" / AIが芸術を読む
作品形態動画
製作者前田 聡
公開URLhttps://youtu.be/m1wLBfNarnk
作品概要
 本作は、MarkupLM-baseがWikipedia英語版「Art」ページを読むときの注目(Attention)を、立体都市として可視化したものである。ページ上の一つひとつのテキストは、モデルが向けた注目の強さに応じた高さのビルとなり、Transformerの12層を青から赤のグラデーションで積層する。浅い層では注目が広く分散し、深い層では少数のテキストに集中するため、ビルは下方が薄く上方ほど厚くなりやすい。各ビルの最上部には、全層の平均値を表す白い層が乗る。映像は一枚のWikipediaページから始まる。やがてテキストが情報の重みに合わせて地面から立ち上がり、それに伴って影が落ちて街並みが立体として浮かび上がる。ビルの屋上にはそのテキストが置かれていた領域がそのまま貼られているため、街が平らに畳まれれば、全体は再び一枚のページに戻る。高いビルに照らされる箇所と、隣のビルの影に沈む箇所は、そのままAIが強く読んだ場所と読み飛ばした場所に対応している。街並みは立ち上がっては再び畳まれるという循環を繰り返す。
 街並みの一角に並んだ絵画は、AIには届いていない。
ENTRY 14
応募作品 14
作品名写真から広がる思い出の可視化
作品形態動画
製作者高山 航輔、高山 悠太、吉沼 智
公開URL本サーバー
作品概要
 これまでに撮影した写真をもとに制作した作品です。
 本作品では、それらの写真をRoblox上の仮想空間に配置し、思い出をたどるように巡ることができる世界を表現しました。
 空間の中を歩きながら写真を見ていくことで、過去の出来事や当時の記憶が少しずつよみがえります。
 写真を見るだけではなく、その写真から広がる記憶や感情を体験できることを目指しました。
銅賞
ENTRY 15
応募作品 15
作品名The Art of Particle Tracking
作品形態動画
製作者Peruchi Zanca Augusto Henrique、本告 遊太郎、後藤 晋
公開URLhttps://youtu.be/JLfHgfiNonw
作品概要
 Particle shadow velocimetry relies on the imaging of tracer particle shadows instead of using conventional illumination systems and allows us to conduct measurements of complex flows such as with the presence of bubbles in turbulent flow.
 This video presents the process of particle tracking in a new and visual way, detailing the steps taken by a newly developed algorithm, from the input images to the final velocity field in the case of a turbulent bubbly flow.
 粒子シャドウ流速計(Particle Shadow Velocimetry)は、従来の照明システムの代わりにトレーサー粒子の影をイメージングする技術であり、乱流中の気泡混入といった複雑な流れの計測を可能にします。本映像では、粒子追跡のプロセスを新しく視覚的な手法で表現しています。新規開発されたアルゴリズムが、入力画像から気泡を含めた乱流の最終的な速度場を導き出すまでのステップを詳細に描いています。
ENTRY 16
応募作品 16
作品名Metronome flame
作品形態画像
製作者矢作 裕司、新飯田 翔一
公開URL本サーバー
作品概要
 噴流拡散火炎は低レイノルズ数条件においてフリッカリングと呼ばれる火炎先端部が上下に振動する現象が観察される.密度差と速度に起因するKelvin-Helmholtzの不安定性が現象を支配し,振幅の増大により火炎が引きちぎれる.この映像は,引きちぎられた火炎と基部の火炎を繋ぐ燃料流にアルミナ粒子を用いたレーザートモグラフィーに可視化して,メトロノームを表現した.観察されたフリッカリング周波数は12Hzであり,音楽のリズムとしてはかなり早いが振動燃焼としては遅い現象である.
撮影条件:Nikon D5, Lens 105mm, f/8, 1/640s, ISO 8000.
ENTRY 17
応募作品 17
作品名文字のカシカ
作品形態動画
製作者髙沢 星成、櫻井 遼、三谷 東生、
保高 悠人、池尾 快
公開URLhttps://youtu.be/rjMi3ZaDjmg
作品概要
 「可視化情報学会」という文字の周囲に、流れを与えたらどのような現象が現れるのか。本作品では、文字そのものを単なる記号ではなく、流れを受ける物体形状として扱い、その周囲の流れを可視化しています。文字列のまわりに生じる流れ場を、渦度・速度・圧力といった物理量で評価してみました。

 「可視化情報学会」「ウズド」「ソクドバ」「アツリョクバ」といった文字がどのように「カシカ」されるのか。

 ぜひご覧ください!

使用フォント: Noto Sans CJK (SIL Open Font License 1.1)
ENTRY 18
応募作品 18
作品名移動奇跡による一筆書き
作品形態動画
製作者沖田 京子
公開URL本サーバー
作品概要
 本作品は、Googleマップの位置履歴(タイムライン)を用いて、ある一日の移動軌跡を一本の線として可視化した作品である。
 人は日々、仕事や学習、買い物、人との交流など、さまざまな目的を持って移動している。しかし、その行動は通常、時間とともに消えていき、全体像を意識することは少ない。
 本作品では、位置情報として記録された移動履歴を地図情報から切り離し、純粋な「線」として再構成することで、一日の行動を一筆書きのような表現へと変換した。
 一本の線は、単なる移動経路であると同時に、その人がその日にたどった経験や選択の痕跡でもある。
ENTRY 19
応募作品 19
作品名#FFFFFF ~あなたの中の、見えない偏り~
作品形態Webサイト
製作者大石 苺果、大石 懐子
公開URL本サーバー
作品概要
 あなたは「看護師」や「警察官」と聞いて、何色を思い浮かべますか?
 私はこの問いを、同世代の高校生や身近な大人たちに投げかけました。職業から連想する色を選んでもらい、その結果を一枚の画像として可視化したのがこの作品です。
 集まった色は、男性イメージの職業と女性イメージの職業を境に、左右に分かれて並んでいます。境界線はくっきりと引かれています。
 その線を引いたのは、私たちではありません。でも、その線を強くしたのは、私たちかもしれません。
 職業に色はありません。カラーコードで言えば #FFFFFF、真っ白なはずです。それなのになぜ、人は職業に色をつけてしまうのか。そのイメージはどこから来たのか。
 色のイメージの背景にある職業とジェンダーの関係を考え、いつかこの境界線が無くなるようにしたいと思いこの作品を作りました。
大賞
ENTRY 01
応募作品 01
作品名クラゲ型ロボットによる渦構造
作品形態動画
製作者MANAKIJSIRISUTHI POON、美甘 見真
所属津山工業高等専門学校
公開URLhttps://kosenjp-my.sharepoint.com/:v:/g/personal/i-0217_tsuyama_kosen-ac_jp/EXgjmZxgRl1AmTOc_LPdCogBYCp0DAPJFYBVVpQRoTtK5Q
作品概要
 蛍光染料によるクラゲ型ロボットがつくり出す流れ場の可視化です。
入賞
ENTRY 02
応募作品 02
作品名東京メトロの路線ネットワーク図
作品形態動画
製作者高松 一鷹、高階 柊平
所属筑波大学
公開URLhttps://drive.google.com/file/d/1CR_VSGyp_RNev-3J7zM9nzuuoaDpMe3i
作品概要
 本作品は、東京メトロ全路線をノード(駅)とエッジ(路線)によるネットワーク図として再構成し、都市を走る地下鉄のリズムを一望できる情報可視化作品です。各駅は電車の停車頻度や接続性をノードサイズや色彩で視覚的に表現します。
ENTRY 03
応募作品 03
作品名Loudscape;練習前のボク
作品形態動画
製作者沖田 京子、前田 聡
所属東洋大学
公開URLhttps://www.youtube.com/watch?v=5xORdAt5WQQ
作品概要
 本作品は、感情のこもった人の声を周波数解析し、そのエネルギー分布を地形として可視化するメディアアートである。
 音声にフーリエ変換(FFT)を施し、各時点における周波数成分の振幅(エネルギー)を取得。それを極座標上に展開し、時間を角度(0〜360度)、周波数を半径、振幅を標高としてマッピングすることで、音のスペクトルを“風景”のように描き出している。
 本作では、楽しい気分の声と面倒な気分の声の両方を用いて比較を行い、声の種類による地形の違いを表現した。明るい声に特有の高周波成分は外縁部に山として現れ、内側にはなだらかな起伏が生まれる。一方、暗い声は明るい声と比べて中低周波が主成分となるため、より内側に山が集中した地形となる。
 また、時間軸を円環状に変換することで生じる断絶を避けるため、音声の始点と終点を滑らかに補間し、連続性のある風景表現を実現している。
 科学的手法と視覚芸術の融合により、非言語的な感情表現を、風景のかたちで描き出す試みである。
ENTRY 04
応募作品 04
作品名モザイクアート
作品形態画像
製作者吉沼 智
公開URL本サーバー
作品概要
 この作品は、たくさんの千羽鶴の画像を使って作るモザイクアートです。一羽一羽の鶴には「平和を願う気持ち」が込められており、それらを組み合わせることで大きな一つの絵を表現します。完成したモザイクには、平和を象徴するハトや地球、子どもたちが手を取り合う様子など、世界が平和であることを願うメッセージが込められています。
銀賞
ENTRY 05
応募作品 05
作品名Fallen Azaleas in the Wind
作品形態動画
製作者細谷 和範
所属津山工業高等専門学校
公開URLhttps://www.youtube.com/watch?v=BBW4-G94WJI
作品概要
 咲いている花ではなく,落花した花が風の流れの中で魅せるユニークな振る舞いを動画にしました.
 街中や公園でよく見かけるツツジやサツキは,多くが合弁花冠の形状を維持したまま落花します.落花した花は横を向いたり,伏せた姿勢になったりとさまざまですが,初夏に吹く風や道路を通行する自動車が作り出す風によって飛ばされると,多くの花が伏せた状態になってその場に留まります.このユニークな現象を流れの可視化実験や水理実験により評価したところ,重心の位置だけでなく,花の姿勢によって大きく異なる揚力係数や抗力係数が大きく影響していることがわかりました.
 落下後の花が魅せる振る舞いをぜひお楽しみください.
金賞
ENTRY 06
応募作品 06
作品名どちらに旋回しているように見えますか?
作品形態動画
製作者澤田 祐希、新川 大治朗、白石 耕一郎
所属国立研究開発法人海上・港湾・港空技術研究所 海上技術安全研究所
公開URL本サーバー
作品概要
 本動画は、海上技術安全研究所の大型キャビテーション水槽にて、透明な模型翼型を用いてシャドウグラフィを実施した際に、高速度カメラで撮影された映像の一部です。
 模型翼型の翼端からチップボルテックスキャビテーション(以下、TVC)が発達していく様子を捉えています。翼端渦の周囲に小さな気泡のキャビテーションが発生し、それらが連なることでTVCが成長していく様子が確認できます。
 また、TVCは渦として旋回しながら発生しますが、本動画はシャドウグラフィによる影絵であるため、右回転・左回転の判別が視覚的には困難で、どちらの方向にも見える場合があります。実際には、撮影側が翼の負圧面に位置しており、翼端渦は上流側から見て時計回り(右回転)に旋回しており、キャビテーションも同様に右回転で発生しています。
ENTRY 07
応募作品 07
作品名錯視図等を対象としたエントロピー解析
作品形態パワーポイント
製作者後藤 芙美子、長嶋 敏照、土田 賢省
所属東洋大学
公開URL本サーバー
作品概要
 本作品は、視覚錯視図、曼荼羅、ゴッホ《アイリス》など多様な視覚的イメージを対象に、エントロピー解析を用いてその構造的特性を可視化したものである。画像の水平方向・垂直方向・対角方向の差分情報に加え、局所エントロピーを算出し、情報量の分布や秩序・無秩序の度合いをヒートマップとして表現した。これにより、単なる視覚的美しさを超えて、作品に内在する情報的・構造的複雑性を直感的に提示することを目指した。
ENTRY 08
応募作品 08
作品名浮力が奏でる安定の世界
作品形態動画
製作者西川 泰雅、稲垣 照美
所属茨城大学
公開URLhttps://www.mech.ibaraki.ac.jp/~hotaru/Benard_Cells/
作品概要
 本作品は,流体粒子が紡ぐベナールセルの安定な世界観を表現しています.その正六角形には自然の調和と安定が表現され,自然エネルギーの生命力と不思議が投射されています.そして,生物(社会性昆虫の蜂)が構築する世界との力学的な整合性もあります.それらに秘められた自然のダイナミズムは,自然の摂理に対する深い洞察力を我々に与えます.
作動流体信越化学工業株式会社シリコーンオイルKF-96-300cS
作動粒子戸谷染料商店銀粉
撮影機材(カメラ)Teledyne Technologies FL3-U3-32S2C-CS
撮影機材(レンズ)株式会社ニコンMicro-Nikkor 105mm f/2.8
加熱面温度68.2 ℃
冷却面温度(推定)58 ℃
レイリー数(推定)2.27×10^3 [-]
プラントル数(推定)2.41×10^3 [-]
銀賞
ENTRY 09
応募作品 09
作品名Olfaphony
作品形態動画
製作者今井 裕太、大畠 拓真、中村 知滉、柳瀬 龍成
所属東京理科大学
公開URLhttps://www.youtube.com/watch?v=W1iMiDbyRl8
作品概要
 'Olfactory’それは嗅覚。’Symphony’それは調和。
 嗅覚から得られる匂いを視覚で捉えられる色に対応させ、可視化する。身の回りの独立した匂いを調和させ、1つのアートとして昇華させる。
 これが私たちの’Olfaphony’。
入賞
ENTRY 10
応募作品 10
作品名視線が創る世界
作品形態動画
製作者上村 悠人、片岡 昇吾、加藤 僚太郎、山本 英明
所属東京理科大学
公開URLhttps://www.youtube.com/watch?v=thvSFSCc2qk
作品概要
 本作品では、視線の集まりをヒートマップとして可視化することで、「関心」や「注目」といったかたちのない曖昧な思考の輪郭を浮かび上がらせています。無意識に行われている、見ること/見ないことの選択を知ることで、ものの見方を問い直し、世界との新たな向かい方を考えるきっかけを提供します。
ENTRY 11
応募作品 11
作品名Violinの3次元立体可視化
作品形態ポスター
製作者浅田 仁志
所属情報科学芸術大学院大学
公開URL本サーバー
作品概要
 本作品はviolinにおいて構造解析から音響解析に至るまで楽器に生じている一連の現象を可視化したものである。
 従来研究においてはviolinの本体構造に弦圧を付加した状態での実測から数値解析に至る連続的な手法を用いた可視化解析は困難であった。しかしviolinの弦の生み出す圧力は構造デザインや音響性能に大きく影響している可能性があり極めて重要な現象作用であると考えられる。この様な課題に対処するため、本作品ではviolin本体構造において実測から数値解析に至る弦圧影響の新たな可視化解析手法を提案している。
 左上図はCTによる3次元計測手法を用いた実測データ解析による変形影響の可視化データが示されており、左下図ではその本体構造中心付近の断面が示されている。中央上図はCT実測データに基づき有限要素法モデルが構築されて数値解析による弦圧影響の応力分布可視化が示されており、中央下図ではその本体構造中心付近の断面が示されている。右上図は弦圧が付加された状態のviolinの数値解析による音響解析の固有値モード形状の数値解析結果における可視化データが示されており、右下図ではその本体構造中心付近の断面が示されている。この様に本作品はviolinの弦圧影響を反映した状態において実測から数値解析に至る連続的なプロセスの分析手法を駆使して可視化されているものである。
ENTRY 12
応募作品 12
作品名表面張力が奏でる奇跡の芸術
作品形態動画
製作者 齋藤 謙太、坂本 翔、稲垣 照美
所属茨城大学
公開URLhttps://www.mech.ibaraki.ac.jp/~hotaru/Marangoni_Gear/
作品概要
 一般的に表面張力は低温ほど大きくなる.高温壁面と低温壁面間の温度差が生じている空間に液膜厚さ(試験流体の量)が1~2 mmの際,表面張力の作用によって,鋸の刃のような波が静かに回転する.この対流は液膜厚さが3 mm以上になると生じなくなる摩訶不思議な対流である.応募作品の動画の実験条件を以下に示す.
試験流体KF-96L-1csMa(マランゴニ数)3.54×10^4
加熱壁面と冷却壁面の温度差25℃Pr(プラントル数)16.13
液膜厚さ1.0 mmRa(レイリー数)3.87×10^3
試験流体粘度1.0 cStBo(ボンド数)0.11
対流撮影機器NEC/Avio R300 ProA(アスペクト比)10.00
ENTRY 13
応募作品 13
作品名Stillness in Motion: A Meditative Journey
作品形態動画
製作者村上 里子、切島 忠昭
所属東洋大学
公開URL本サーバー
作品概要
 聖なる流れのそばで、静かに行われるヨーガの修行。身体の動きと呼吸が調和し、内なる静けさが広がっていきます。本作品は、精神性と自然との共鳴を表現した映像作品です。